従来、当社が強みとしていた技術は半導体製造装置用副資材の製造やレーザーカット加工、自動プログラム電子ミシン加工、線材(ヒーター線など) の自動ミシン縫付加工(特許取得済み)だった。しかし、地場産業である手袋生産が衰退化。そこで、誰もが同じクオリティの手袋を生産できる立体手袋の自動縫製化を開発し、新しい手袋のブランドを立ち上げるなどして意欲的に製造販売を行うようになった。中でも、医療廃棄物処理のような危険を伴う現場で安全に使用できる手袋の研究など、ユーザーの問題解決に力を注いでいたところ、高知県農協様から「ゆずの収穫の際、棘が刺さり困っている」との相談を受けたため、今回の研究開発に着手した。
ゆずの棘(トゲ)は鋭く、枝を手や腕で押さえつけながら、棘に刺さらないように慎重に収穫している。
農家の方達は、市販されている革製手袋や、突き刺し防止手袋を使用しているものの、手袋を貫通してトゲに刺さったり、指先や指又、など手袋の隙間に刺さって怪我をすることがあるった。さらに、雨・露には弱くすぐ使い物にならなくなり、買い替えも多いなど。様々な悩みを抱えていた。
ゆず農家様の悩みを解決するため上記の課題をクリアした商品の開発に着手。
自社の持つ特許技術である立体自動縫製システムを駆使し、
試作→テストを繰り返し製品開発に取り組んだ。
目標を達成し、ゆず農家様にも大変喜んでいただけました。
今後も、お客様の問題解決に挑み続けたいと思います。
手袋の町で有名な香川県でも熟練工の数は年々減少。それに反して、クオリティへの要求(難易度)は上がる一方であり、かつ、様々な形状への対応・低価格化、大量生産など、対応に追われていた。そこで、高いクオリティを安定して供給でき、かつ、誰にでも操作できるシステムが必要だった。
立体手袋の自動縫製化に成功!弊社の開発した立体手袋の自動生産化は、国内でのクオリティの安定した生産を可能にし、 この技術システムを活用して今までにない新しい手袋の提案が可能となりました。
さまざまなご提案ができますので、必要な要件をご依頼下さい。お待ちしております。